好きであり続けることって、難しいことなのかな。
「おでんくん」のDVD-Boxを買った。
おじさんの屋台の鍋の底の、おでんの世界の住人達の話。
リリーフランキー独特のタッチと色の、かわいくて、個性的なキャラクター達。
特筆すべきことは、彼らが皆、“当たり前のように食べられていく”こと。
いや、今まで誰かに食べられるキャラクターもいなくはなかったけれど…とにかくその自分全てを“食べられることを大前提”として存在しているキャラクター達が新鮮で、衝撃を受けたのであった(もちろん食べられた後は“おでん沼”から復活する)。
ある物語の中で、ケンカをしてしまったスージーとはんぺんくんを見て、主人公のおでんくんはこう思う。
「ふられる?
好きなひとを きらいになる?
好きだったのに?
なに それ?
わからないなぁ?」
今さらながら、私も「なんでだろう。」と思ってしまった。
人間はなぜそんなに、急に今まで好きだった人間を、好きじゃなくなるのだろう。
人間に限って、なぜ急にそうでなくなれるのだろう。
ラーメン好きの人はずっとラーメンが好きだろうし、猫好きの人はずっと猫が好きだろうし、地元を愛する人はずっと地元を愛し続けていると思う。
しかし人間の好き嫌いだけは時と場合によって、コロコロとまるで万華鏡のように変化することが多々ある。
不変という言葉など存在し得ないことはなんとなくわかっているが…短い短いその人の人生の中でなら、不変なこともあったりするのではないかと思う反面、なかなかそれに人間が当てはまらないような気がして、虚しくなる。
しかし、誰かが誰かを心の底から「好き」と思っている時、その人は、決して「嫌い」になることを考えながらそう思っていることはないのだから…だからやっぱり、今の「好き」という気持は迷わず大切に、ただ今を、前だけを向いて持つしかないのだ、と思うのであった。
(〈トラックバック〉●「おでんくんDVD-BOX 早速ゲット!!」→06・1・28『ほんじょクリップ。』
●「おでんくん」→06・1・27『気になるブログ 』
●「いい味でまくりです おでんくん」→06・1・24『京都てくてく 』)
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コメント
久しぶり!おつです。
リリーフランキーいいっすね~。
『東京タワー』は読みましたか?
ジ~ンときますよ!
投稿: 小僧 | 2006/02/01 10:48
小僧さん、こんばんは。やほやほ。
『東京タワー』ね!
あれね、ヘソ曲がりな私は、(大ヒットしちゃったので)読んでません!
でも、そんなにいいのか〜。
そう言われると、読みたくなってくるかな…。
って、いうか、そんなに人にススメルほど読んだり見たりしているのなら…ブログ更新せYo!
投稿: かんげ | 2006/02/01 19:15
東京タワー読みましたが、よかったですよ。幸い私は発売日に買ったので大ヒットする前でしたけど(笑)
もし地元やご両親を離れてお暮らしであるのならば、読んでもいいかなーなんて思います。ご同居されてるのであれば、読まなくてもいいかもです。
投稿: MH-Lotus(Rusty) | 2006/02/05 13:07
MH-Lotusさま、こんばんは。
そうですか~。『東京タワー』、そんなにいいんですか…2人薦められちゃうとな…これは「そんなに良いんだ!」とさすがに思います。
…よし、読んでみっかぁ!
オススメ、ありがとうございます!
投稿: かんげ | 2006/02/06 22:44