小っちぇ小っちぇ
夕方、東横線が大倉山駅の人身事故の影響で全面ストップ。
大倉山駅では事故を目撃した女性がショックで救急車で運ばれるなど、結構な惨状だったようだ。
10日午後5時10分ごろ、横浜市港北区太尾町の東急東横線大倉山駅で、渋谷発元町中華街行きの特急電車に男性がはねられ死亡した。港北署は、東京都内の中3生徒とみて身元を確認している。
調べでは、男性はホーム中央付近から突然飛び込んだという。周囲に人はおらず、自殺とみられる。
東横線は上下計80本が運休し、約5万9200人に影響が出た。(05・11・10『共同通信』)
私が夜のジョギングのために素早く会社を脱出し渋谷の駅に着いた時には、すでに電車は動いていたけれども、全線各駅停車での運行だった。
電気が消え、真っ黒になった電光掲示板。
おわびとお知らせの貼り紙の前に立ち尽くす人々。
…そして拡声器片手に謝り続ける駅員。
電車内でも駅に着くたびに車掌さんが、
「人身事故の影響で…申し訳ありません。」
と謝っている。
どこの駅もプチ混乱状態であったが、私は人身事故によりダイヤが乱れた時、いつも
「そこまで駅員が謝る必要もないのでは!?」
と思っている。
別に誰が悪いというわけでもないのに…いや悪い人を探すのなら自殺なんて愚かなことをした事故を起こした本人だろうし、ダイヤを正確に守るために肉片の上電車走らせろ、とも思わないからだ。
だけれども、世の中にはやはり自分とは正反対の考えの人もいるようで…ぷち混乱中の渋谷駅に、激★混乱中のスーツ姿のサラリーマンがいた。
駅員に詰め寄り、
「オイ!謝れよ!!」
と誰もが振り返るような大声で怒鳴る。
駅員が
「すいません…。」
と謝ると、再び
「謝れよ!!」
と怒鳴る。
「すいません…。」
「謝れ!!」
「すいません…。」
「謝れ!!」
それはエンドレスに繰り返されていた…。
「ぜ、禅問答!?」
…小っちぇ!小っちぇ小っちぇ!!
電車が止まったおかげで商談にでも間に合わなかったのだろうか…じゃあこんなところで怒鳴ってていいの!?
…そもそもお前みたいな小っちぇ奴の小っちぇ契約なんて、まとまるはずがないだろバーカ!
と、電車よりも何より、その小っちぇ男のせいでとにかく不快であった。
そのレアな人物を携帯電話のカメラで写真を撮りたかったが、
「♪ピロ~ン」
と音させて火に油注いでもダメだろうし、こんな時に限ってデジカメを持っていない自分を悔やんだ。
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