« 「強い」は「強い」、『プロ野球スピリッツ2』の日々。 | トップページ | G1が終わった。夏が終わった。 »

2005/08/15

戦後60年。

 60回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が、天皇、皇后両陛下をお迎えして、東京・北の丸公園の日本武道館で開かれた。
 戦没者の遺族や各界代表ら約6300人が参列、先の大戦で命を落とした約310万人の冥福(めいふく)を祈り、平和への誓いを新たにした。
 小泉首相は式辞で、戦後60年にあたり、「改めて過去の戦争への反省」の意を示し、「二度と戦火を交えることなく世界の平和と繁栄に貢献していく」と述べた。
 5回目の参列となる小泉首相は、これまでと同様、「我が国は、多くの国々、とりわけアジアの諸国民に対しても多大の損害と苦痛を与えました」と述べたうえで、「内外の戦没者及び犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます」とした。
 厚生労働省によると、今年は、昨年より約200人多い5118人の遺族が参列したが、戦没者の父母世代の参列が初めてゼロとなった。一方で、子の世代が初めて参列者の6割を超え、戦後60年を経て進む世代交代が鮮明となった。(05・8・15『読売新聞』

戦後60年を迎えた日本の課題は、“戦争教育の再確認”に尽きると思う。
侵略国であり、敗戦国であり、被爆国であるという、希有で、今後の世界平和へのリーダシップを取るべき貴重な経験と立場(他の国じゃ、何言っても説得力ないもの)を持つ国である日本が、近い将来そのリーダーシップを発揮するためには、未来の世代への“純粋なる戦争教育”が重要である。

幸い、日本での戦争の記憶は年々風化しているといわれている。
だからこそ、そんな今だからこそ、不毛な善悪論(私は戦争は皆悪である、と思う)や、どこからかまぎれ込んでくる個人の画一的な思想や、悪害しか及ぼさない強いナショナリズムなどにとらわれない、もっと広く客観的で冷静な戦争教育が必要であり、可能であると思われる。


そこで何より重要なのは私達、“教える世代”の存在である。

教科書問題にしてもそうだ。
「偏見や偏りのある文章が載っている教科書がある!」?
…教科書だって個人が編纂している書籍である。
しかもその発信は、著者からの一方的なもの。その場合、どうしてもそこに個人の考えが入り込んでしまうのは、絶対なのだ。だって人間には、脳みそ1つしかないのだから。

私たちがその時すべきことは、その教科書を指して、
「君ならどう思う?」
と子に問いかけることなのである。

「教科書の文章は、新聞の文章は、テレビの情報は、みんなあくまでも誰かの一方的な考えである。」
それを教え、自分で考えるように子を導くのが、指導者としての私達親の役目だと思うのだ。

教科書問題とうたわれている状況は、指導力不足の大人が、その責任を本になすりつけているようで、見ていて虫酸が走る。


個人的にはとりあえず子供を連れて、広島や長崎にペイッと置いてみれば簡単だと思うのだけれど…。

(〈トラックバック〉●「考える力。痛みを感じる心。」05・8・16『はやたま』

|

« 「強い」は「強い」、『プロ野球スピリッツ2』の日々。 | トップページ | G1が終わった。夏が終わった。 »

「ニュース」カテゴリの記事

「学問・資格」カテゴリの記事

コメント

私は広島出身で、毎年学校で戦争に関する集会や映画上映、
戦争の本や漫画も図書館にたくさんあったりして、
すごく身近に育ったからか、どんな事があっても
戦争だけはやめて欲しいと思いますねー。
理想論だっていうのは自分でもわかるけど^^;
やっぱり戦争なんてしたくないよねー

一番いい教育は、小学低学年くらいで原爆ドームに連れて
行ったらいいかと。
ホント、トラウマになるくらいの衝撃だよ。
絶対戦争なんて二度としちゃいけない!って思うハズ。
歴史は数学の方程式とはちがうもんね。覚えればいいってもんじゃない。

終戦から60年。
でも今も戦争は絶えないんだよねぇ・・・・
人間て唯一考えられる動物なのに、もったいない;;

とりあえず黙とう(-ωー)w

投稿: サメ子 | 2005/08/17 14:02

こんばんは!

ヒロシマの人は恵まれていますよね。
コッチでは8月間近になると、思い出したように先生からお話がされるくらい。
やっぱり街に、あの頃を物語ってくれる建造物があるのと無いのではえらい違いなのかも。コッチでも探せばあるんでしょうけれどね。

かくいう私も原爆ドーム、行ったことがあるかないかさえも忘れてしまったくらい小さな小さな頃だったので、節目のこの時期に「行かなきゃかも。」と思っています。


宗教や民族はじめ、人はみんな違うから、気に食わないことも合わないこともあるのはわかってるはずなのに…なんでだろ。

投稿: かんげ | 2005/08/17 18:20

こんばんは。
昨年、仕事で広島に行ったので、原爆ドームにも寄って来ました。
夕方に行ったのですが、色々と思いをはせて合掌しているときに、思わぬ現実に引き戻されました。それは、突然の太鼓の音。ドンドンドン!ドンドンドン!わぁ~っ!と。
そう、広島球場の応援の音が大音量で聞こえてく来るんです。
感傷的な気分は一気に冷めてしまいましたが、平和を実感させてもらえる瞬間でもありました。

投稿: 新橋オヤジ | 2005/08/19 03:24

こんにちは!

平和、ですねぇ。
市民球場でビールを飲みながら赤ゴジラを見られる幸せ(原爆ドームと市民球場って近いんですね!)…この平和は、当たり前と思っちゃいけないのかもしれないけれど、でも当たり前のこと、ですよねぇ。平和じゃない状況が、生き物として狂っているんだと思います。

投稿: かんげ | 2005/08/19 11:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86993/5480393

この記事へのトラックバック一覧です: 戦後60年。:

» 考える力。痛みを感じる心。 [はやたま]
 終戦記念日をまたいで、各テレビ局で随分と戦争に関するドラマや討論番組を放送して [続きを読む]

受信: 2005/08/16 13:56

« 「強い」は「強い」、『プロ野球スピリッツ2』の日々。 | トップページ | G1が終わった。夏が終わった。 »