ぷるぷるマウンテン
「近い将来に富士山登頂を!」
を合い言葉に、地元で立ち上げたワンダーフォーゲル部。
前回第1回からずいぶん時間が経ってしまったけれど、今日は記念すべき活動第2回である。
朝早く起きて向かった先は…丹沢の入口、神奈川県の誇る我らの屋根・“大山”Da!
第1回の活動、そして今回と、未だ「登山ではなくハイキングだ!」と言われても言い返せないのだけれども、その標高に注目してみると…
○高尾山(前回)…約599メートル
○大山(今回)…約1252メートル
…イキナリ前回の倍かよ!
いざ行く時に気付いて青ざめたのであった。
小田急線の伊勢原駅からバスに乗って、20分弱、大山の入口(ケーブルカー追分駅)に到着!
大山も多くの観光客が訪れる山であるため、たくさんの登山道に分かれていた。
今回私達は、ケーブルカー下社駅から大きく迂回して“二重滝”、そして“見晴台”を通り頂上へ、そして“ヤビツ峠”バス停へ下りるそれなりのルートを通った。
下社の阿夫利神社でルートマップを見てみると、見晴台へ行く途中に、“のろい杉”という名のスポットが!
それは訪れる人へ呪いをかける杉の木なのだろうか…もしそうだったのなら、我々は恐ろしい出来事に遭遇してしまうことになるのかも!こ、これは危険な旅になりますよー!
…と、なんともオカルトチックな妄想に興奮しながら、神社近くのお店のおばちゃんに、“のろい杉”のことを訪ねると、
「あぁ、のろい杉なら去年台風で折れちゃったよ。」
と言われた。…呪われたのは木だったようだ…。
“見晴台”までの道のりは穏やかで、非常に楽なものだった。
しかしせっかくの見晴台なのに周りは濃い霧に覆われて全く景色は見えず、そこから頂上までの道のりは突然険しくなり、さらに突然降り出した雨が私達を襲った。
「変わりやすい天気!これぞ山!山ですね!」
などと言いんながらハイペースで歩き続けていたため、案の定途中でダウン。
汗なのか雨なのか、濡れて重くなった服。
そして大山は高尾山と違って「頂上まであと○○メートル!」なんて道しるべはほとんどな無く、その見えない目標が私達をより苦しめ、足取りがどんどん重くなる…そしてついには疲れから来る吐き気まで…ずいぶん前に私達が揚々と抜かしたおじいちゃん登山家にも再び抜かれ、命からがらなんとか頂上までたどり着いたのであった。やっぱり今回も、山をナメていた…。
辺り一面白の世界で、せっかく辿り着いた頂上からも何も見えなかったけれど、充実感は素晴らしものがあった。
友人は、とてつもなく無愛想なオヤジのいる売店で買ったジュース(300円)を、おいしそうに飲んでいた。
異変は帰りの道程ですぐ感じた。
「ぷるぷる…ぷるぷる…。」
足が「ぷるぷる」するのだ。それは歩いていても、止まっていても。
初体験の“ヒザが笑う”現象に、私は自嘲的な笑いが止まらなかった。
自分の意志とは無関係にこんなに足が…やっぱり、山をナメるな。
山登りというのは不思議な感覚だ。
みんなが同じ目標や辛さを共有しているからだろうか、その山という空間に共に居るだけで見ず知らずの人達とも近しい感じがするのだ。
赤の他人と
「こんにちは。」
なんて会話をする場所は、世界広しといえども“山”か“ディズニーランド”くらいなものだろう。
今回は同じ登山客の方々(死にかけていたところをはげまされた)やバスの運転手さん(丁寧に案内してくれた)など、多くの人達との“ふれあい”があって、大きな自然の元では人はやさしくなれるのだなぁと実感した。
次の活動は…これに懲りずに次はあるのか!?
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