« 2005年6月 | トップページ | 2005年8月 »

2005年7月の記事

2005/07/31

歳とったな…。

私の母校の高校のバドミントン部は、毎年、夏休みに学校泊まり込みの校内合宿を行う。
「普段生ぬるい練習のバドミントン部が、夏合宿の時だけは学校イチ辛い練習をするようになる。」
これが私が現役の頃の我が部活であって、締め切ったサウナのような体育館で、それこそ夜中まで、日付が変わっても半狂乱で練習していたものだった。

時は流れ、私も大人になり、練習をする立場から、練習の相手をする立場になった。
現役時代に死にそうに練習をしている私達の横でヘラヘラ笑っているOB・OGを見ながら、
「偉そうにしやがって…いつか殺してやる。」
と思っていた、その“殺される立場”に私もなったのだ。いや〜偉くなりました。


と、いうわけで久々に母校の体育館へ。
我が青春の頃とは明らかに少なくなっている練習量、そして練習内容、部員の姿勢、全てにおいて不満をあげればキリが無い(それに久々に訪れたので文句も言えない)が…若い子が汗をかいている姿を見るのはやはりいいものだ。
しかもその練習相手までできるというのは、卒業生冥利につきるというものだ。

今日体育館にいた後輩達は、貴重な貴重な高校時代というものを、部活動に捧げている。
そんな高校生を私は素晴らしいと思い、
「もっと捧げろ!」
と、たき付けたくもなる。
がんばった分だけ、苦しかった分だけ、何よりも素晴らしいものが、そこに残るからだ。


夏合宿のもう1つの目的は、卒業生同志の交流である。
普段会わない卒業生の仲間が、この時だけフラッと体育館に来たりするからだ。

ついこの間まで体育館を走り回っていた後輩が、
「働いてます!」とか
「大学4年生で就職活動してます!」なんて話していて、
「立派になったなぁ…」
と、ジ〜ンとしてしまった。


その調子で、がんばれ後輩達。
今日は体育館から、あしたからの生きる糧をもらって帰ってきた。

我が青春の体育館

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/30

ぷるぷるマウンテン

「近い将来に富士山登頂を!」
を合い言葉に、地元で立ち上げたワンダーフォーゲル部。

前回第1回からずいぶん時間が経ってしまったけれど、今日は記念すべき活動第2回である。
朝早く起きて向かった先は…丹沢の入口、神奈川県の誇る我らの屋根・“大山”Da!

第1回の活動、そして今回と、未だ「登山ではなくハイキングだ!」と言われても言い返せないのだけれども、その標高に注目してみると…
高尾山(前回)…約599メートル
大山(今回)…約1252メートル
…イキナリ前回の倍かよ!
いざ行く時に気付いて青ざめたのであった。


ケーブルカー楽しかったー小田急線の伊勢原駅からバスに乗って、20分弱、大山の入口(ケーブルカー追分駅)に到着!
大山も多くの観光客が訪れる山であるため、たくさんの登山道に分かれていた。
今回私達は、ケーブルカー下社駅から大きく迂回して“二重滝”、そして“見晴台”を通り頂上へ、そして“ヤビツ峠”バス停へ下りるそれなりのルートを通った。

下社の阿夫利神社でルートマップを見てみると、見晴台へ行く途中に、“のろい杉”という名のスポットが!
それは訪れる人へ呪いをかける杉の木なのだろうか…もしそうだったのなら、我々は恐ろしい出来事に遭遇してしまうことになるのかも!こ、これは危険な旅になりますよー!
…と、なんともオカルトチックな妄想に興奮しながら、神社近くのお店のおばちゃんに、“のろい杉”のことを訪ねると、

「あぁ、のろい杉なら去年台風で折れちゃったよ。」

と言われた。…呪われたのは木だったようだ…。


楽チン楽チン、ここまでは…“見晴台”までの道のりは穏やかで、非常に楽なものだった。
しかしせっかくの見晴台なのに周りは濃い霧に覆われて全く景色は見えず、そこから頂上までの道のりは突然険しくなり、さらに突然降り出した雨が私達を襲った。
「変わりやすい天気!これぞ山!山ですね!」
などと言いんながらハイペースで歩き続けていたため、案の定途中でダウン。

汗なのか雨なのか、濡れて重くなった服。
そして大山は高尾山と違って「頂上まであと○○メートル!」なんて道しるべはほとんどな無く、その見えない目標が私達をより苦しめ、足取りがどんどん重くなる…そしてついには疲れから来る吐き気まで…ずいぶん前に私達が揚々と抜かしたおじいちゃん登山家にも再び抜かれ、命からがらなんとか頂上までたどり着いたのであった。やっぱり今回も、山をナメていた…。


辺り一面白の世界で、せっかく辿り着いた頂上からも何も見えなかったけれど、充実感は素晴らしものがあった。
友人は、とてつもなく無愛想なオヤジのいる売店で買ったジュース(300円)を、おいしそうに飲んでいた。


異変は帰りの道程ですぐ感じた。
「ぷるぷる…ぷるぷる…。」
足が「ぷるぷる」するのだ。それは歩いていても、止まっていても。
初体験の“ヒザが笑う”現象に、私は自嘲的な笑いが止まらなかった。
自分の意志とは無関係にこんなに足が…やっぱり、山をナメるな。


山登りというのは不思議な感覚だ。
みんなが同じ目標や辛さを共有しているからだろうか、その山という空間に共に居るだけで見ず知らずの人達とも近しい感じがするのだ。
赤の他人と
「こんにちは。」
なんて会話をする場所は、世界広しといえども“山”か“ディズニーランド”くらいなものだろう。

今回は同じ登山客の方々(死にかけていたところをはげまされた)やバスの運転手さん(丁寧に案内してくれた)など、多くの人達との“ふれあい”があって、大きな自然の元では人はやさしくなれるのだなぁと実感した。

次の活動は…これに懲りずに次はあるのか!?

空が見えないよ…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/29

がんばれがんばれ仙台

 仙台名物の笹(ささ)かまぼこが、BSE(牛海綿状脳症)の影響で大打撃を受けている牛タンに続き、窮地に立たされている。原料となるスケソウダラなどのすり身が高騰しているからだ。
 世界中で白身魚の需要が高まっている上、原油高騰が追い打ちとなり、卸値が昨年よりも2—3割上昇。「もう限界」と、長年据え置いてきた価格の値上げを検討する企業も相次いでいる。(後略)(05・7・29『河北新報』

えぇー!笹かままでも…大丈夫か仙台っ!

これで残るは、“ずんだ餅”と“萩の月”か…あ、“白松が最中”も…そう考えると仙台名物は選手層が厚いな。すごいな仙台!!

(〈トラックバック〉●「地理ネタ:笹かまの原価高騰」05・7・29『sakuroのネタ帳』
●「笹かま業者が原料高騰に悲鳴」05・7・29『招き猫isMoneyKing!』

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/07/28

是非今後とも、ごひいきに…。

全国400万人のポップツーリストユーザーのみなさ…スイマセン、ウソつきました。
…全国6人くらいのポップツーリストユーザーのみなさま、お待たせいたしました。ブログの放置プレイ終了ー!
ここ1週間、なんとなーく”忙しいような気がして”、ブログを放ったらかしにしてしまった。

しかし、
「忙しくてブログが書けない。」をはじめ、

「忙しくて彼女に会えない。」とか、

「忙しくて仕事が手につかない」

などというのは結局いいわけに過ぎない。


忙しくても24時間・1440分・518…うーん秒?全てそれにかかりっ放しだということはありえないので、上記の時間をつくることは大小あるにせよ充分に可能なことなのである。

なのに「忙しくて…。」などといいわけをするというのは、
所詮“その程度の思い入れしかない”ということなのだ。

私のブログに対する思いも、所詮「忙しくて…」で済んでしまうような、ちっぽけなものだったのですよ…と、いうわけで、こんな私を、今後も宜しくお願い致します…。

ごひいきに

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/27

注射じゃなければ献血なんていくらでもするだろう。

私は、“痛い”のがキライだ。
もちろんそれは世の中の全員がそうだと思うのだけれど、私は“ほんのちょっと痛い”のもキライなのだ。

よく小さい頃、人の腕を“シッペ”したり、いたずらしたりして廻るクラスメートがいたものだ。
(クラスメ)「ねーねーかんげ、腕かして。」
(私)「何するの?ヤダ。」
(クラスメ)「ちょっとちょっと、いいから腕出して。」
(私)「イ・ヤ・ダ!死ね!!」
…と、とにかく痛いことされて「冗談でした。」みたいなことも小さい頃から大キライだった。

だからそんな私が最も忌むものは…“注射”なのである。
体に異物が刺さるあの痛み、しかも腕の皮膚の弱いところに…考えただけでもゾッとする。
「注射なんて、大したこと無いじゃん!」
などという人が多いが、それは現代医療に慣れきってしまったぬるま湯ちゃんの言うことなのだ!


と、いうわけで今日は会社の健康診断。
そう。恐怖の大王“採血”に、朝から憂鬱であった。

診断場で薄水色の患者着に袖を通すとますます鬱…というか、恐怖心が高まるばかり。
先に終えた同期にお決まりのごとく
「ねぇ、痛かった?痛かった?」
と聞いて、採血の場へ。

「最後にご飯食べたの何時ですか?」
「きのうの…何時だったかな…あぁ夜中です、夜中。」
なんてしゃべっていたら、いつの間にかテキパキ用意され(自分の腕は見ていない)ていて、

「グサッ!」
あぁこの消毒液の感じと異物の挿入感…やっぱ痛いよ…。
今回は注射のおばちゃんが話し掛けてくれたから、すこしは気がまぎれたのだろう。思ったほど痛くはなかったが…でももうこんな思い、当分いいや。


ちなみに…血圧を計った後、その場にいた先生に、
「ギリギリだね!」
と言われた。どういう意味だろう…。

同僚の足

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/26

あなたは男性?それとも女性?

ついに東横線にも“女性専用車料”が、きのう(25日)から導入された。
菊名駅のホームには、「ここは女性専用車両です」の看板を持ったガードマンが2人も…お金かかってるなぁ。そこまでしてやることなのだろうか。

ちなみにその専用車料は、各駅停車以外の電車の8両目が終日、である。
この8両目、上り電車だと最後尾の車両になるのだけれども、菊名のホームの階段が最後尾側にしかないため、朝急いで電車になだれ込むことができなくなってしまった。不利だ。


実際、女性専用車両が走っているのを見て、何というかもっとその…“花園”みたいなものを想像していたのだけれど…なんのことはなく、どちらかといえば人間が区分けされて輸送されて行くような、何か異様な雰囲気を感じてしまったのであった。

花の園への入口

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/07/25

今日は何の日?フッフー♪

…んがぁ。日曜出社からそのまま会社にお泊まりしてしまった。

おかげで曜日感覚が不安定で困っている。

今日は火曜日のような…いや、ヘタしたら水曜日のような気さえしてしまって…まだ4日もあるよー!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/24

地震と花火

どうやらきのう、地震があったそうで。しかも我が地元横浜は「震度5弱」と私歴史上過去最大級。
しかしきのうのその時間、私は動物園帰りの京王線に乗っていたため、全く気付かず。
突然電車が徐行運転になったので「おかしいな。」とは思ったのだけれど…結局京王線は最後まで止まらず運行していた。すごいぞ!京王線!!

私の机がー!しかし家に帰ると…机が大崩壊。
本は折れるわ、フィギアの首はもげるわで、泣くに泣けなかった。少し積み方を考えよう…。

そして今日会社に来てみると…“人によって”机が大崩壊。
すごい人はとんでもなく散らばっていて(本棚が逆さになっていた)、全く被害の無い人はそのままで、すごくおもしろかった。少し積み方を考えよう。
ちなみにマイデスクは…ガチャンピンが横になっていたくらいで、ほとんど無傷!ブイッ!!


きのうは動物園と地震の後、そのまま“調布の花火大会”に行った。
ちなみに私は花火がキライいだ…いや、ちょっとこれじゃ語弊があるな…花火自体は好きなのだから…スバリ、「花火大会が苦手だ。」

トイレ…並ぶなぁまずあの人ごみ、そして何より花火大会を心からエンジョイできないのは…「トイレに困る」からだ!
今日も今日とてガマンしきれずにトイレに行くと、ディズニーランド並みの長蛇の列。
海や山も同様に花火大会というものをエンジョイできないのは、トイレの問題のみなのである。


どうやら世は“浴衣ブーム”だそうで、なるほどたしかに周りを見ると浴衣の女の子が多い気がする。
しかし何よりそのブームを感じたのは、
「(友達に)ねぇ…浴衣でトイレって、どうすればいいの?」
と聞いている女の子の声をたくさん聞いた(今日だけで5人はいた)ことだ。

男の子の浴衣もだいぶ増えてきてはいるけれども、まるでギター侍のようにダラッとしていたり、ずるずる丈をひきずっていたり…そのほとんどが目の当てられるものではなかった。
やっぱり浴衣はパリッと…もっと貫禄がつかないと着こなせないものなのだろう。


ドーン!4時くらいに京王多摩川の駅に着いたのだけれど、もうその時間でもかなりの人。
しかし会場内は通路と見物席に区切られ、有志かバイトかのスタッフ(おそろいのTシャツを着ていた)がたくさん常駐し警備をしていて、なかなかしっかりした花火大会であった。
さすが会場で「関東最高の花火大会」と自称していただけのことはある!さすがだぞ調布花火大会!!

見物席を見てみると、何万人といる人達みんなが、シートとシートの間に人一人通れるくらいのスペースを空けて陣取っている。
それを見ながら、「このスペースをみんなが詰めれば、あと何百人の人が座れるのだろう…。」と私はずっと考えていた。
横浜の花火大会ではそんなスペース無かったような気がするのだけれど…これは東京人の県民性だろうか。

隙き間

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/23

多摩動物園に行ったのだバク〜。

カバか〜学生時代の友人と、新宿から京王線にゆられ、多摩動物園へ行ってきた。

動物園といえば、動物の入っているオリが並ぶところ、といったイメージをずっと抱いていた私は、多摩動物園の広さにたじろいでしまった。
とにかく広かった!動物と動物の距離が遠い〜。自転車に乗りたかったがそんなものは無く、がんばって歩いて全部を見て廻った。
施設も非常にキレイで、ベンチなど休憩所も多く、快適であった。
午前中はそれなりに空いていたけれども、お陽さまがてっぺんにくるころには家族連れや遠足などで、園内は子供達でいっぱいになっていた。やっぱり動物園はこうでなくちゃ!


おやじとモルモット、仲良しチュ思い出深かったこと
○マレーバクのデカさ:思ったよりも大きくて驚いた。
○「ふれあいランド」でのモルモットをあやつるおじさん:箱を用意して呼ぶと、全てのモルモットがそこへ収まって行った。
○トラ&オオカミのエサ:トラ&オオカミ舎で、無数の鶏の“頭”を発見!コレ食べるの〜!?
○シマウマの美しさ:逆に自然ぽくない…。
○やっぱコアラはかわいくないや!:あんな動かない物体、どこがかわいいのだろうか!?


○セミファイナルは、“ライオンバス”!
幼稚園の頃乗った以来だから、ウン十年ぶりだ。
チケット(350円)を買って、まるでパリの地下鉄の入口のような黄色いゲートをくぐり、いよいよバスへ!しゅっぱーつ(ワクワク)!!

ライオンバスの敷地は、それほど大きくない。その決して大きくない敷地内を何十週もグルグルグルグル廻るのだ。
バスの側面にはエサがつけられていて、それを知っているライオンは、バスが停まるとそれを食べに来るのである。
「あぁ、エサがあったんだ…。」とはじめて知って多少ショックであったが、それを差し置いても目の前に迫るライオンは迫力満点。
車内は興奮のるつぼにつつまれるのであった。

それにしてもエサを食べに来たり、動いているのは皆メスのライオン。
オスは日陰でゴロゴロしているだけ。ライオンは亭主関白だなぁ。


○多摩動物園の特色といえば、これ。メインイベントは“昆虫館”!
私は節足動物が大キライだ。
寒いのがキライなのに「キライな季節は夏。虫が出るから。」と言ってしまうほど、キライなのだ。
蚊だってつぶすのにためらうほどである。
だから今日は完全に“怖いもの見たさ”であった。

でかーバッタ!昆虫館入口にはなんとこんなオブジェが!バッタ!!よくできているだけに…気持ち悪い。
しかも子供が乗って遊んでいる!ゾ〜ッ!そういえば私も子供の頃は虫が大好きだった。いつからこんなにキライになったのだろう。

館内は虫の展示というよりは、昆虫のメカニズムについて勉強できる場所であった。
仕掛けを使った昆虫の仕組みや、ビデオでの学習、そしてふれあいコーナーなど、もっとつくりこめばここだけで夏休みの宿題が全部済んでしまうような場所になるだろう。

もちろん、虫の展示だってある。
オススメは“ハキリアリ”の巣の展示。
透明なボックスにハキリアリの巣(もちろん住人[アリ]込み)が入っていて、プライベート丸見え!
アリからすればたまったものではないだろうが、普段見れないものでとてもおもしろかった。
働きアリから兵隊アリ、そして女王アリ…身体の大きさで地位の優越が存在するのは極めて原始的なことなのだと、痛感した。

「ゴキブリの紹介コーナー」に、なんとかという名前(覚えてられるか!)の“わらじ大のゴキブリ”がいて、それを見た瞬間、
「キァーーーーーーーーーー!!!」
と絶叫してしまった。
鳥肌ブツブツブツブツ…!もう今思い出しただけでもブツブツブツブツ…。

近くの一角にいた、まるでフランクフルトのような大きな“ヤスデ”と共に(やっぱりそこでも絶叫してしまった)、一刻も早く風化させたい記憶だ。カムオン、マインドアサシーン!ブツブツブツブツ…。

車内は大興奮です!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/22

ルパンを憂ふ。

ビデオ、録画準備オッケィ!
…と、いうわけで、帰宅してから丑三つ時までかけて、今日の「金曜ロードショー」・『ルパン三世テレビスぺシャル・天使の策略〜夢のカケラは殺しの香り〜』を見た。

ルパンのTVSPはここ数年、タイトルさえ覚えていないほどの不作。
何が悪いって…なんだろう…とにかく記憶に無い。

テレビシリーズや劇場作品などかつての名作と必ず比べられてしまうから、どうしてもそれに見劣りがしてしまうのはいたしかたないとしても…それでも金曜ロードショー発信のTVSPの中にも、名作はあった。
だって覚えているもの、しっかりと。
『ルパン暗殺指令』
『ヘミングウェイ・ペーパーの謎』
『バイバイ・リバティ危機一発』
『ワルサーP38』
『燃えよ斬鉄剣』
…ね?(好きな順)

ずっとガッカリさせられ放しだれども、それでも「今年こそは…!」と思って放送を楽しみにしてしまうのは、やっぱりルパンの魅力なのだなと思う。


ビデオスイッチオン!それではスタートゥ!

「…あ〜絵が劇画チックだなぁ。好きになれない。」
「…あ〜イキナリ敵が出てきちゃった。オープン過ぎるよ。」
「…あ〜唐突にルパン一家が殺されてる。明らかに偽者だ。」
「…あ〜ムダにアクションシーン多いな。」
「…あ〜銭形に助手、唐突だなぁ。しかもドジっ子だ。」
「…あ〜説明無しでお宝の謎解けちゃった。詰め込み過ぎだ。」
「…あ〜ルパンをかばって弾丸に倒れる女性…唐突過ぎて感情移入できないや。」
「…あ〜、あ〜…終わっちゃった。」

「来年こそは…!」


とにかく最近のTVSPは、
「とりあえず放送の時期が来たからつくっとけ。」
的な感じがして不満なのである。
手前味噌なシナリオ・手前味噌なキャラクター・手前味噌なコンセプト(というか無い)…
「ルパンを使ってこうしてやろう!」「ルパンをこうしたい!」
というこだわりが感じられないのだ。

かつてルパンは細部にわたる設定やスタイリッシュなBGMなど、作り手側の“徹底的なこだわり”で大人でも見ることができるアニメの地位を確立し、今に至っている。
だから今のルパンにだって、何かしらのものを感じたい。それは作り手の我がままでも自己満足でもいいと思う。
ただつくって、放送されているだけのルパンよりも、意志のある『ルパン三世』が見たい、そう思うのだ。

個人的には原点に戻って、“殺し屋ルパン”を復活させてほしい。
もしくは金曜ロードショー内でテレビシリーズのように30分を三話放送するなど…期待は尽きないのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/21

オールスターゲームの意義

 サンヨーオールスターゲームの第1戦(22日、西武ドーム)は全パが松坂(西武)、全セは上原(巨人)が先発することになった。2人の先発対決は、ともに新人だった99年の第1戦以来6年ぶりとなる。(05・7・21『ニッカンスポーツ』

プロ野球前半戦も終わり、いよいよオールスターゲームである。
セパ交流戦が実現した今期、オールスターに“勝負事”といった意識は希薄になりつつある。
いちファンが、
「ファンサービスを。」
なんてヤボなことは言わないにしろ、だからより“お祭り”的なものを私はオールスターゲームに求めたい。

昨シーズンまでのオールスターにはこの時だけにしか実現しなかった対決がめじろ押しで、そこに真っ向からの真剣勝負を求めていたため、イチローがピッチャーマウンドに立つようなものなら、
「代打…高津。」
とでも言うような勢いであったが、それも今は昔。今年からのオールスターにはそのようなものを大いに求めたい。

派手なバッティング!攻めのピッチング!美しい守備!そして一流のパフォーマンス!
普段はチームのために野球をしているプロの選手達も、この日だけはファンのために野球というものを“楽しんで”、やって欲しい。そういう野球が、見たいな。


セ・リーグのセカンド部門でファン投票数1位を獲得した藤本が、
「今の成績では自分はオールスターに出る資格が無い。」
というような旨の発言をしたが、とにかくそれだけ人気がある証。
いくら成績がよくてもオールスターに出られない選手もいる…つまりモンキーはただの選手ではない!のだから、胸張って出場して欲しい。
そして甲子園でのびのびとプレーしてもらいたい。彼の守備は華麗で、見るものを魅了させるのだから。

そ・し・て、オールスターといえば…新庄
去年のホームスチールは今でも忘れられない。
スーパースターの彼には期待をすればするほど、それ以上のパフォーマンスが返ってくる。あぁ今年も、期待期待期待…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/20

昼下がりの苦悩

お昼ご飯には…どちらですか(↓)?

あさ?ゆう?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/07/19

これぞ、プロレス…メインへ。

場内超満員!○〈第七試合〉タナ×リキ
今回のNOAHドーム大会も全10試合と多く試合が組まれているのにもかかわらず、休憩時間が無い。
よって大会も中盤に差し掛かったあたりでいずれかの試合を“犠牲にして”、自分だけの休憩時間を取るお客さんが多くなるのは必然だ(ちなみに私は水分摂取を控えまくり、休憩を取らなかった)。
“運命の3大シングルマッチ”を後ろに控えたこの試合が、団体最高の権威であるタイトルマッチにもかかわらずトイレ休憩に使われているこの現状は…これでいいのか!?
とにかく試合中にもかかわらず席を移動する人の流れが途切れない。それは試合中盤まで続いたのであった。

それはそうと、リキにガッカリ。
あんなに鈍鈍しい動きしてたっけ!?やっぱ病み上がりだったのかなぁ。

中盤、タナのトぺを上半身で避けるリキ…鉄柵にしたたかに当たり、技を仕掛けたタナのほうがダメージ。
それでもタナは、なかなかまとまらない観客席を盛り上げるために…もう1度、飛んだ!
リキまた上半身だけ避けた!
タナ再び鉄柵に当たりダメージ。
それでもタナは、なかなかまとまらない観客席を盛り上げるために…もう1度、飛んだ!(3回目)
リキまた上半身だけ避けた!
タナ再び鉄柵に当たりダメージ…まるで録画映像をくり返したかのようだった…おぉ〜いリキ!チャンピオン!!受け止めろ!!!
試合からはずっと棚橋の焦り(観客席に対する)のようなものが感じられて、見ていて辛かった。タナはがんばっていたよ…。新日本の旗を背負った入場は、カッコよかった。タナもすっかり立派になったなぁ。

リキは好きなレスラーの1人だし、彰俊戦後にブーイング貰ったのも「なんで?」と思っていたけれど…今日のような試合をしていたのなら仕方ないと思う。
力皇猛には技なんて必要ない。相手の技を受けたら、張り手とラリアットとぶちかましだけで、その倍やり返せばいい。その方が説得力があるし、盛り上がるし、なにしろリキらしいから。
旗揚げ2戦目で秋山につっかかって行った時や、三沢と組んで小川直也とやった時…あの時のようながむしゃらさがあれば、絶対いい試合になるしファンもついてくるばずだ。

○〈第八試合〉小川×天龍
試合の空気というか、お客さんの試合への集中度がやはり違う。
もちろん試合順もあるだろうけれど、2人の歴史の重み、だろうなぁ。
花道の下からせり上がってくる天龍…激シブ!!

にしては、小川がテクニックでかき回すわけでもなく、イスや机が飛び交うわけでもなく…真正面からぶつかって、ラリアットであっけなくピン。
その瞬間、場内の8割が「えっ!?」と思わず声を挙げた。
真正面からぶつかることが小川の意地だったのだろうか…。天龍の引退試合なんじゃなかったの?

○〈第九試合〉健介×小橋
大会最高の盛り上がり!
どちらも1つ前のテーマを流し入場!大好きな小橋の「GRAND SWORD」(前テーマ曲)が聞けて、感激!この曲に、6万人の小橋コールは最高に合っていた。

「すごい」しか言葉が出ない試合だった。
お互い、技を受け合う受け合う受け合う受け合う受け合う受け合う…チョップの音が、広い広いドームの1階席の後ろまでバッチンバッチン聞こえてくる…まさに意地と意地の真っ向勝負!

ほんのちょっと前まで“健介×小橋”なんて言ったら、健介じゃ小橋の足元も及ばない雰囲気だったのに、今ではもう完全に同格。
小橋のチョップを真正面から受け止めて、ビクともしない(本当にビクともしていなかった)健介は最高にカッコよかった。小橋よりその受けっぷりは際立っていた。

私は今まで新日本のマットでは何回も健介を見ていたけれど、1回も「健介ー!」なんて叫んだことが無かった。
でも今日はあまりの試合の素晴らしさに何度も健介コールをしてしまったほどだ。
健介…立派になったなぁ。

そんな彼の原動力、“鬼嫁”が試合中スクリーンに映し出されると、会場からどよめきが。
試合は健介がラリアットにより破れてしまったけれど、「ありがとう。」というどこまでもストレートなマイクアピールは健介らしく、同時にファンも2人に同じことを思っていたはずだ。
試合後に花道で鬼嫁と息子(中嶋君)とで抱き合った姿は感動的であった。

○〈メインイベント〉川田×三沢
“運命”というタイトル名だから、このメインは必然である。
セミが盛り上がり過ぎて、メインはお客さんも疲れていた。
しかし、壮絶な試合だった。

小橋と健介の逆水平チョップとは違い、三沢のエルボー・川田のキックは1発だけでも試合を決められる“必殺技”。
それを何発も出し、何発も受け止めるというのはもはやこの2人だけしかできない、2人だけのプロレスリングだった。”四天王プロレス”は、やっぱり三沢と川田のものだったのだ。
メインは私達は三沢と川田の”会話”にお邪魔させてもらっていたようなものだ。

フリーの川田と、団体の長である三沢とではやはり背負っているものに差があった。
リーダーで常に大きなものを背負っていた三沢に、三沢へのジェラシーだけをぶつける川田、の構図は変わっていなかった。2人は永遠にこうなのだろう。

2人とも明らかに全盛期は過ぎている、それはファンも、もちろん本人も自覚している。
だけれどメインにこの2人が座る意義は大いにあった。
だってプロレスは人生と人生の戦いだから。相変わらず2人の歴史が詰まった試合だった。
そして近い将来この試合が、力皇や棚橋がこの2人のような世界を身につけられるような道しるべになればいい。

それにしても川田がずいぶんマイク上手になっていて感心した…立派になったなぁ。

○今大会の個人的MVP:健介
○次点:棚橋

橋本へのテンカウントなど何かNOAHからのアクションがあるかと思ったけれど、それは一切無し。
しかしリング上は、天国の橋本がうらやむほど熱かった。いい供養になっただろう。
セミ・メインの2試合はまさに極上の“プロレス”。素晴らしい大会だった。
また健介や彰俊、棚橋…「立派になったなぁ。」と久々に見た選手の成長がすごく頼もしかった(私は新日本ファン出身なのです)。

今、プロレス界は大きないい流れに乗っている。幸か不幸か、橋本の死によって世間もプロレスに目が行っている。
はっしーさまのブログにもあったが、せっかくのこの時期にこの最高の大会を、テレビで大々的に放送できていたらなと思うと悔やんでも悔やみ切れない部分がある。
こんないいものを見せられたら…自分もプロレス村の一員として…プロレスを知らない人に、もっとプロレスを見て欲しい!最高におもしろいから、もっともっとたくさんの人にプロレスの素晴らしさを体感して欲しい!と、声を大にしてこんなブログの片隅で叫んでみたりしているのである。

(〈トラックバック〉●「DESTINY 2005」05・7・20『やっぱりアレですよ!!!』
●「NOAH東京ドーム大会」05・7・18『毒吐くかも』
●「ノアinドーム、プロレス最高!!!観衆62000人!!」05・7・18『写真屋の1日』
●「ノアドーム大会に行ってきました〜。」05・7・18『平凡なOLの独り言』
●「観戦記 7・18ノア東京ドーム」05・7・18『カクトウログ』

川田!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/07/18

これぞ、プロレス。

女性客も多いんです3ヵ月前からの私の唯一の生きがいであった、プロレスリングNOAHの東京ドーム大会に行ってきた。
ここ数カ月は、この日が来るのを楽しみに楽しみに日々生きてきたようなものだ、と言っても過言ではないくらい!
とにかく今回はそれだけのカードとそれだけの期待ができる大会なのである。

後楽園駅から地上に出ると、すごい日射し!あつっ!!
しかしそれ以上のすごい人の数!プロレス村のすべてのファンの期待が集まっていることを実感した。
ドーム内、座席も満員。外野席も当日券で解放したらしく、半分ほど埋まっていた。圧巻だった。


○〈試合前〉ムシキング研究所の方々
試合前リング上で、ムシキング研究所の人達が挨拶。「ムシキング・テリーを応援しよう!」
そう。今日は子供に大人気のムシキング界から“ムシキング・テリー”なるレスラーがデビューし、“ブラックマスク”なるムシキング界の悪者と戦うのだ!
ドームには“ムシキング・テリー応援席”が設けられ、そこに座るお子様にはレアカードがもらえるそうでにぎわっていた。
どんなカタチにせよ、小さな子がプロレスを見てくれるのはすごく嬉しい。
最後にアイドル3人組が、アニメ『ムシキング』のエンディングテーマを歌っていた。オープニングは?

○〈第一試合〉中嶋君菊地百田×SUWA館長杉浦
中嶋君の会場人気にビックリ。
一礼して、花道を全力疾走する姿に、暖かい拍手が挙がっていた。
まだ十代だもんなぁ。将来きっといいレスラーになるだろう。
試合が終わって引き上げる後ろ姿が、健介に似てきた。ホントそう思った。

○〈第二試合〉潮崎多聞×モリシヨネ
ムーンサルト!デッドエンド!バックドロップ!そして…筋肉バスター!!
全員が得意技を全て出し、そして終わる。いい試合だった。2試合目としては。

○〈第三試合〉永源泉田佐野田上×ダークさんと越中
入場時にささやかながら田上コールが起きた!
もはや田上も馬場さんみたいに「そこにいるだけで満足。」的なレスラーだ。自分としてはもう1花咲かせて欲しいと思っているのだけれど…。

彰俊と越中が違和感無く組み、そして試合後肩を組んで引き揚げて行くのを見ると、「彰俊も立派になったなあ。」とジーンとしてしまう。

○〈第四試合〉ブラックマスク×ムシキング・テリー
試合中、遠くの方から絶え間なく子供達の声が聞こえる…おそらく“ムシキング・テリー応援席”からの「テリーがんばって!」の声だろう。いい光景だった。
小さい子にはプロレスのムーブも起承転結もわからないから、応援も最初から最後まで常に全力だ。そこがまた初々しくてよかった。

試合内容もまとまっていて、よかった。今日の試合は、子供達の目にどう映ったのだろう。
プロレス界が盛り上がるためには、子供達のヒーローの存在が必要だ。
「プロレス界のため(子供達のため)にも、もっと盛り上げなくちゃ!」と思いながら、そこにいたプロレスファンはテリーに声援を送ってていたに違いない。
テリーはシリーズにも参戦して、是非「NOAHにムシキングが!」を定着させて欲しい。

○〈第五試合〉KENTA×金丸
「ケンター!キェー!!」
今まで隣におとなしく座っていた女性が、突然大声を挙げたのにビックリ。KENTAファンだったのね。
しかしKENTAは男性人気も高い。あちこちから声援が飛んでいた。
男前で、しっかりしてるし、新しいスタイル取り入れたりと努力も怠らないからなぁ…好感度抜群だ。

日テレお得意の兵器「スーパースロー」(この言葉懐かしい)の映像が、試合中でもドームの液晶ビジョンに流されて、試合の要所要所で非常にいい役割を果たしていた。
1発目のKENTAのヒザ蹴りが決まった!するとみんなオーロラビジョンに注目(両者ダウン中)する。
「…あっ…モロに…金丸の顔面に入ってるー!…うわぁぁぁ!」と、場内から悲鳴が起こったり。

○〈第六試合〉橋秋山×丸藤みのる
上記の通りKENTAの会場人気が高いのはわかるのだけれど、橋も負けず劣らず…いや、それ以上の会場人気なのはどうしてだろう。
無骨で泥臭い、そういうレスラーが好きな人もいるのはわかるけれど、以外と女性人気も高いのね。
それもこれも、真逆のポジションの丸藤が向こうにいるのと、何よりみのるの存在のおかげだろう。
「あぁぁぁぁ…。」
試合は、場内からは橋がやられるたびに大きなため息が連発され、ドームに一体感が生まれていた。ため息による一体感なんてイヤだけれど。

ついこの間まで黄色い声援を受けていた丸藤が、みのると共にブーイングを浴びているのを見て、うまくアイドルレスラーから脱却したなぁと感心するのであった。
そろそろ秋山×みのるが見たい!(つづく)

子供客も多いんです

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005/07/16

♪フランスが、私を呼んでいるるる〜。

六本木ヒルズにあった妙なモノ100年以上の歴史を持つフランスのキャバレー、「ムーラン・ルージュ」の“フレンチカンカン”が日本にやってくる!

…と、いうわけで六本木サントリーホールへ。
「ムーラン・ルージュの踊り子さんを見るなら、やっぱ夜でしょ!」と、日が傾きはじめてから出かけた。


ちなみに、「サントリーホール」や「アーク・カラヤン広場」などのある場所は、六本木ヒルズからは少し離れて(歩いて10分くらい)いる。
六本木なんてアマンドの前の交差点と飲み屋さんと六本木ヒルズのみで構成されていると思い込んでいた私は、ヒルズ周辺ばかりをうろうろしてしまい、その過ちに気付くのに時間がかかってしまった…。


人生で唯一の海外旅行がパリで、そしてあっという間にトリコにされて帰国した私は、あれから2年程経ったというのに今だにフランスを追いかけている。
フランス雑貨の本やパリの写真集を、衝動的にモリモリ購入し、ふとうっとり眺めている自分に気付く。
あの時の美しかった景色や芸術、そして旅先での数々の思い出が、「ふわ〜ん。」と私の海馬の3分の1くらいを支配しているのだ。

日本公演パンフそしてその1つが、パリで観たムーラン・ルージュのステージだ。
ステージには感動があって、笑いがあって…色んな人たちが色んな表現をし、とにかく迫力があって楽しくて圧倒されて…「すごい!」とそこに“世界”を感じたものだった。
パリで観た時はドリス・ガールズのダンスの他に腹話術士のおっちゃん(客いじり付き)が出てきたり、まるでサーカスのようなアクロバティックなパフォーマンスをする人がいたりと“なんでもあり”“見世物小屋的”なカンジで俗っぽく、その“芸術”と“風俗”の塩梅がとても心地よかったことを覚えている。
しかし今回の日本公演では、フレンチカンカンと、オーケストラ、そしてオペラの共演ということで、本場のそれと比べたらより芸術的なもののようだ。

しかし大勢の人たちが、お客さんに聴かせるためだけに1つの曲を目の前でつくり上げる、オーケストラはそれはとても贅沢なもの。
それに世界有数の声が加わり、そして世界有数のダンスが加わる…目と耳と、そして肌から、これ以上無く贅沢なものを感じることができた。


ステージにいた全ての人がサービス精神旺盛というか、“楽しませる”ということに秀でているというか…みんなただ「演奏できる」とか「歌える」とか「踊れる」というのではなく、それ以上の“お客さんを楽しませる”ことを熟知している人達で、素晴らしい時間だった。
フィナーレの生音・生歌によるフレンチカンカンは、決して広くはない舞台(だって舞台の半分はオーケストラが)の上をところ狭しと踊り子さん達が跳ね回り、そして時には観客席にまでなだれ込み、迫力満点。
そう、あの時見た感動と同じものを味わい、薄れてきていたパリの夜の思い出が再び鮮明に思い出されたのであった。


それにしてもドリス・ガールズの踊り子さん、あんなに背の高い女の人がヒールの靴履いて、激しくもしなやかに踊れるというのは…身体の構造が違うに決まっている、と思うのだった。
サントリーホールの横、全日空ホテルのショップで、買い物している踊り子さんを間近で見て、さらにその思いは強くなった。だって…めちゃくちゃキレイでめちゃくちゃでかいんだもの…。

迷ったー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/15

がんばれ仙台

 米国で2例目の牛海綿状脳症(BSE)感染牛が確認され、米国牛の輸入再開に不透明感が出たことで、仙台市の牛タン店が悲鳴を上げている。豪州産の仕入れ価格が10倍以上に高騰する中、ウナギをメニューに入れたり、中国産を使ったりするなど苦肉の策でしのいできたが、「もう限界」との声も。
 市内に100軒以上あった牛タン店は既に40軒ほどに減り、「存亡の危機」とも言える状況だ。
 仙台市青葉区国分町の「旨味太助」は4月、70年近い店の歴史で初めて、メニューにウナギ丼を載せた。この1年で4回、牛タンを値上げしたが、それでも原料高騰に追いつかないためだ。(05・7・7『河北新報』

仙台から東京に来た子は、東京の焼肉屋で“牛タン”を見て、こう言った。
「何コレ、紙!?」

昨年、私も仙台に行ってついにその言葉の意味を理解した。
仙台の“牛タン”を「牛タン。」と呼んだら、東京のそれは「牛ヒョロン…。」とでも呼ばなければいけないと思ったのであった(ちなみに私が行ったお店は、「きすけ」)。


夏休みの観光シーズンを前にして、仙台の牛タン屋さんはどこも苦労していることだろう。
しかしアメリカ牛の輸入が止まっているのは、我々の安全のため。
一刻も早いアメリカの、牛肉への徹底的な案全調査が待たれる。


日本人は“食の安全性”についてナイーブになっている。
かつて日本で初めてのBSE感染牛が見つかった時、喫茶店でバイトをしていた友人がお客さんに、
「このコンソメスープの原料は、日本の牛ですか…?」
と聞かれたそうだ。

食材にしろ料理にしろ、かつての日本の文化では、それをつくる人や売る人が責任やプライドを持って、口にする人へ提供してきた。
食べる方は信用・安心して、疑いなくそれを食していた。
しかしその意識がアメリカの人達には存在しなく、そして今の日本でも崩壊しつつある。
誰にだってあったはずの、プロや職人の意識、責任の意識は、無くなってしまったのだろうか。

(〈トラックバック〉●「牛肉(狂牛病)」05・7・15『あたまの上で風鈴がチリーン』
●「仙台名物・牛タン定食 」05・7・12『仙台OLネットワーク』
●「牛タンの危機(><)」05・7・8『新米夫婦日記』

CD買ってね!

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/07/14

信用は失墜するけれども、権力は無くならない。

 神奈川県警宮前署の巡査部長(42)が、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕・拘置中の女性に自分の携帯電話番号を教えたり、同僚の署員3人と女性の釈放祝いをカラオケ店などで開いたりしていたことが、14日わかった。
 巡査部長たちはお礼のポロシャツのプレゼントをもらい、女性と交際していた。県警監察官室は14日、「警察官の信用を失墜させる行為」として、2人を戒告、2人を所属長訓戒などとする処分をした。
 (中略) この女性と、やはり同法違反容疑で逮捕された女性(45)は、執行猶予がついた有罪判決を受けた後に釈放された。女性からの電話をきっかけに連絡を取り合い、同月末、同僚の署員3人を誘って「出所祝い」と称し、川崎市内の焼き肉店とパブ、カラオケ店で約10時間にわたって女性2人と飲み会をした。
 留置担当の巡査部長2人はその際、「お世話になったお礼」として、女性2人からそれぞれポロシャツ(約2500円相当)を2枚ずつ受け取った。2人はその後、34歳の女性と遊園地に行くなどし、うち1人は「親密な関係にあった」と話している。2人とも妻に知られて交際をやめた。
 同署に今年5月届いた告発の手紙で発覚。巡査部長らは「女性たちが改心したのか興味があった」などと話しているという。(攻略)(05・7・14『読売新聞』

記事を初め見た時は、
「おっ、こんな恋の始まり方もあるんだ…。留置所で始まる、新しい純愛のカタチだ!ヨンジュン!」
と、もちろんよくないことだけれど、ドラマになりそうな希有な展開にそれなりの好感を持って読み進めていたら…

“〜2人とも妻に知られて交際をやめた。”
だって。火遊びだっだよ!ガッカリだよ巡査部長お前が改心しろコラ!!


それにしても、神奈川県警ばかりどうしてこう不祥事を起こすのだろう。
それとも、不祥事が発覚しやすいのが神奈川県警だけなのか…。

県警の古くからの体制がおかしいのだろうか。
だったらもうこれだけ問題が多いと、これは一度解体するしか解決策は無いように思う。

それとも神奈川県の特別な風土や県民性か何かに、悪い特徴があるのだろうか…だったら同じ神奈川県民の私も…?
「日本で一番初めにひらかれた港を持つ神奈川県民は、他県民よりも性に対して開放的で、盗撮したくなりやすい。」
「アントニオ猪木の出身地である神奈川県、その県民は、『…馬鹿になれ!(猪木)』というわけで、みんなバカである。」
…そんなのイヤだー!!


とにかく彼らは国の機関の一員であり、常に私達よりも大きな権力を持って生きている人達である。
ただの職業では無いので、これらは決して「やっぱり同じ人間なんだ。」で済まされる問題ではないのだ。

問題を犯した署員には懲戒免職(もちろん退職金無しよ)だけではなく、信用の失墜に対しての処罰を与えるなど、厳しい対処をするべきだと思う。
内輪には甘い警察署、国そして国民が、彼らを裁く場を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/13

だから、プロレス。

月曜日の『報道ステーション』内で、橋本真也の訃報に関して古館さんが、「橋本選手は殉職ではないか。」と発言した。
これに関して賛否両論が巻き起こっているらしいが、プロレスを知らない人には一方的に「プロレスに殺された!」と聞こえるあの言葉も、プロレスファンにしてみれば「プロレスラーはここまで命はって戦ってるんだぞ!」というプロレス界から世間へのメッセージに聞こえてしまう。

発言した本人の真意は定かではないが、その時「古館さんは何を言うだろうか…。」と思いながら『報道ステーション』をしっかり見ていた者としてはその発言はやはり後者に捉えられ…あの短い時間の中で、プロレス界の財産を失った悲しみをファンと共に共有し、危険技の多くなったプロレス界への警告をし・そしてプロレスの凄みを世間へ伝えていた古館さんは、やっぱり今でもプロレス村の住人であったなぁ、と嬉しく、納得したのであった。


プロレスには他の格闘技に無い、“受け”と“ショー”の要素があるため、多くの人に誤解を受けやすい。
だからプロレスラーも関係者も、そしてファンも、プロレス村の住人達は常に世間の目や誤解と戦ってきているため、こういった時に連帯感や仲間意識が結ばれやすいのだ。
そのため、橋本の死をまるで身内の不幸のように悲しみ、古館さんの言葉に大いに勇気づけられるのである。


誤解を受けやすい“受け”の要素があるから、だからプロレスラーは強い。
人間の真の強さとは、打たれても打たれても立ち上がり、逃げることなく全てを受け止められる強さである。

誤解を受けやすい“ショー”の要素があるから、だからプロレスは素晴らしい。
戦うだけなら誰だってできる。自分が満足するだけだったら誰だってできる。
そこにお客さんがいることによって、戦いの中に感動が生まれ、プロレスは他の何よりも崇高で、同時に難しい格闘技になる。

プロレスラー、特に橋本のような超一流のレスラーは、プロレスを通じて多くの人の心を動かしてきた、貴重な存在。
…だからやっぱり、今日も悲しいのである。

(〈トラックバック〉●「古館伊知郎の言葉」05・7・12『雷座の部屋』

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2005/07/12

まだ何も済んじゃいないだろう橋本オラッ、エーッ!(蝶野風に)

きのうは訃報を聞いてから早々と帰宅し、昔の破壊王のビデオをひっぱり出してずっと見ていた。

私がプロレスラー橋本真也の生涯のベストバウトだと思っているのが、93年の「G1クライマックス公式戦・×馳浩」である。

…試合は強烈なキック、そしてDDTで、橋本が馳を一方的に攻め立てる展開。
蹴る蹴る蹴る!馳が死んでしまう!橋本からは“責めの凄み”を感じる。恐怖を覚えるほどの強さだ。

…そしてそんな攻撃を受け続ける馳。
受ける受ける受ける!それでも立ち上がる!馳からは“受けの凄み”を感じる。全てを内包する強さ…これもまたプロレスラーの強さなのである。

そして息も絶え絶えの馳に、橋本が止めを刺そうと走り込んだ瞬間、カウンターの裏投げ!
そしてそしてカウント3!馳が大逆転勝利だ!!

耐えて耐えて、最後に勝つ。
まさに風車の理論。プロレスの素晴らしさが詰まった一戦だった。


トニーホーム戦・天龍戦・あるいはIWGPをめぐる藤波戦、そして小川直也戦…橋本には“敗戦”が似合っていた。
なぜならどんなに落ちても落ちても、また必ずそこから這い上がり、復活する姿を見せてくれたから…負けることによって、橋本は成長していたからだ。

感情的・直線的なファイトスタイルは感情移入しやすく、無骨で大らか・豪快で純粋なその性格は古きよきプロレスラーそのままの姿で、だれからも愛されていた。
元々大きくはないプロレス村の中で、だからこそ今、プロレス村のファン達はまるで身内を無くしたような辛い思いをしているはずである。


ケガによる長期欠場も、「また今までのように復活してくれる。」
冷えきったプロレス界、「橋本の復帰で、またプロレスがおもしろくなる。」
誰もがそう思っていた矢先のできごとで、残念でならない。

武藤・蝶野と去年幻のまま終わった“三銃士興行”を成功させ、そして引退試合は小川直也へのリベンジ戦…絶対、絶対にそうだろうと思っていたのに…まだプロレス界は橋本を必要としていた。
ただの1ファンのくせに、本当に、本当に、悔しいのである。

(〈トラックバック〉●「橋本~、起きてくれ~!」05・7・12『24時間格闘技三昧』
●「しんみりと、橋本真也を懐古する」05・7・12『RedRoom2097』
●「合掌」05・7・11『毒吐くかも』

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2005/07/11

破壊王急死

 プロレスラーの橋本真也さんが11日午前、横浜市南区の横浜市立大付属市民総合医療センターで亡くなった。40歳だった。 
心肺停止状態で救急車で搬送されたが、間もなく死亡が確認されたという。死因は脳内出血とみられる。(05・7・11『ニッカンスポーツ』

今はまだ呆気にとられているだけだけれど…家に帰って、昔の試合のビデオを見て、橋本のテーマ“爆勝宣言”を聴いたら、きっと涙が出ると思います。

何も手に付かないので、記事はまたあした書こう…。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005/07/10

誰のせいとは言わないけれど。

「ルパン三世NETWORK」での一件以来、我が家にも徐々にウィルス“NETSKY”がベットリついたメールが来るようになった。
ただ、その一件以前にも、突然ものすごい量のウィルスに襲われたことがあったので原因ははっきりしなく、一概に「ルパンが悪い!」とは言えないのである。


しかし人間の心理とは脆いもので、何か問題が起こるとすぐに、「まさかルパンのせいかっ!?」なんて何でも罪をなすりつけてしまったりする自分もいる。

きのうからパソコンの無線LANが使い物にならない(家でネットができない!)のは、ルパンのせいなのではないか。
最近パソコンがCD-ROMを読み込まなくなったのは、ルパンのせいなのではないか。
ここのところボーリングの調子が悪いのは、ルパンのせいなのではないか。
一向に私の部屋の片づけが終わらないのは、ルパンのせいなのではないか。
最近殊に残尿感がするのは、ルパンのせいなのではないか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/07/09

デパートへ行こう。

「バーゲン!バーゲン!!」
「セール!セール!!」
「ヤーレン!ソーラン!!」

…で、横浜はどこもすごい人。
やっぱり日本の経済を支えているのは女性である、と実感できる。


久しぶりに訪れた横浜そごう10階のレストラン街が、「ダイニングパーク横浜」なんて名前になってオシャレに様変わりしていた。
落ち着いた照明、自然をモチーフにしたフロアは、「名店老舗ゾーン」「庭園シーサイドゾーン」「グルメゾーン」と3部に分かれ、関東初進出の老舗や「シーガディアン」を代表するヨコハマの名店がたくさん誘致されていた。

…しかし私は悲しかった。
かつてデパートのレストランの代名詞だった“大食堂”が次々と姿を消しつつあり、ましてや思い出深い横浜そごうの大食堂が、影もカタチも無くなってしまったことに。
お子様ランチはっ!?お子様ランチはもうそごうで食べられないのっ!?

これもデパートの“在り方”が変わってきているということの証明なのだろう。
家族が揃って、ワクワクしながら訪れていたかつての“花形”デパートのカタチは、私たちの豊かさと共に崩れてしまった。

でもこうやって時代の流れにうまく合わせようと変わっているデパート側の努力は、素晴らしいことなのだろうなと、フロアの真ん中でフルートを吹いていた女の人をぼんやり見ながら、私はそう思い直そうとしていた。

(〈トラックバック〉●「横浜そごう」05・8・12『PLATINUM NAIL』

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/07/08

JRに不満あり!

渋谷から新宿まで、切符(150円)を買って、山手線に乗って、いざ自動改札を出ようとしたら…

「切符を入れる“穴”が無い!」

またやっちまった…“suica専用改札”にまたひっかかっちまった…。

気付いたらすぐに!その場で180度ターン!!
すでに後ろに隊列を組んでいたsuicaユーザー達に煙たがられ(冷たい視線)ながら、隣の改札に移動した。

自動改札なんてそもそも時間のかからないものなのだから、わざわざ「suicaを使うひと用」なんて改札つくらなけらばいいのに…逆に私みたいにトラップに引っ掛かる人が続出して、余計混雑しそうである。


んで。その新宿で友人と飲んだ、帰り。
新宿駅の自動券売機に500円を入れて、切符(くどいようだが150円)を買ったら…

「おつりが340円しか出て来ないー!(10円玉がしっかり4枚出てきた)」

こんな時、あなただったら、どうしますか…?

しかもその時は、終電真際。
周りにはたくさんの酔った人達。
駅員さんももうじき今日1日の仕事が終わる、そんな安堵感につつまれている状況。
そして私は、右も左もわからない新宿の真ん中で、一人ぽっち…孤独を感じながらそのまま山手線に乗り込んだ。

たかだか、たかだか10円だ。
だがたかだか10円をもしかしたらJRは、毎日新宿駅を利用する149万人からその「たかだか」意識を利用して徴収していたら…なんて妄想を膨らませると腹立たしくなるのであった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/07/06

「ニコニコ」「ハキハキ」「コンニチワ」、NHK!

 番組構成委託料名目でNHKから金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元NHKチーフプロデューサー磯野克巳被告(48)の公判が29日、東京地裁(村瀬均裁判長)であり、計約2330万円の追起訴分について「間違いありません」と認めた。
 (中略)これで、磯野被告が詐取したとして起訴された計約6230万円分すべてが審理入りし、磯野被告はいずれも認めた。(05・6・29『共同通信』

銀行員の友人・カマキリさんの言うことには、一連のNHKの不祥事以来、
「NHK受信料の自動引き落としを、解約したい。」
という、中年層・高齢層を中心にしたお客さんがずいぶん窓口に来ているそうだ。

NHK神話が目の前で崩壊して、
「あんなヒドいところに、金なんか払ってやるものかぁ!」
とまぁ、その気持ちもわからないではないけれども…それでもキチンと支払っている人がいるのだから、それはあまりにも不公平である。
なんとかやりくりをしながらひとり暮らしをしている、そういう人達の中にだってしっかり受信料を納めている子がいるというのに、いい大人が微々たる金額を
「払ってやんないぞ!プン、プン!!」
ってのもおかしな話だ。

また殊にそんな人達からは、“受信料滞納”という行為で正義をふりかざしているような雰囲気が感じられて、すごく気持ち悪い。
「私が悪を斬っている!」
と、本人がいいことしていると思っているようで、タチが悪いのだ。

ムムム…やっぱりこの不公平感…裁いたっていいのではないだろうか。

 政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は1日、公共放送の在り方について検討を始めた。
 NHKの受信料制度の見直しも対象としており、今月末にまとめる中間報告に検討結果を反映させる方針だ。NHKの受信料については、未払い問題が深刻化しており、国民に不公平感が生じている。(05・7・1『毎日新聞』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/05

危うしルパーン!

もうすぐ毎年恒例、「ルパン三世テレビスペシャル」日本テレビ「金曜ロードショー」内)の放映の時期なのだそうである。

「今年こそは!」
と思いながら、ここ数年はずっとその作品のデキにガッカリさせられっ放しであったので、やっぱり今年も言いましょう…
「今年こそは!」

テレビシリーズ・映画・そして過去のTVSPと、名作と呼ばれる作品とイヤでも比べられるので、そのハードルは決して低くないことはわかっている。
しかも歴史の深いアニメ作品なので、定着してしまったイメージやキャラクター…変化させるものと変化させないもののバランスが相当難しいこともわかっている。
だけれども、だからこそ、ファンは新たな“名作”を待ち望んでいるのだ。


先日、ルパン三世ファンのポータルサイト、「ルパン三世ネットワーク」からメールマガジンが届いた…
が、

その内容はTVSPの告知ではなく、膨大な量のメールアドレスの記載のみ…文章も何も無く、ただ何千件というメールアドレスが載っているだけ。
そしてその中には私のアドレスも…!

…どうやらメールマガジンを直接配信している人が間違って、宛先を本文の欄にも貼り付けて送信してしまったようなのだ。
そりゃ私、マニアですから?メルマガ登録くらい?していますよ。そうだからこれは…“ルパン好き”だけのメールアドレス名簿なのだっ…イヤ、あまり冗談にならない事故だけれども。

顧客情報の流失って、こんな簡単に、こんな単純なミスで起きてしまうものなのだと初実感し、そして管理者の自覚と責任というのはとても大切なことなのだなと思うのであった。


ともかくTVSP前の大切な時期だというのに、この事件のせいでサイトは閉鎖中。情報何も入ってきませーん!
ルパン危うし!!

 アニメ製作のトムス・エンタテインメント(名古屋市)は4日、人気アニメ「ルパン三世」のメールマガジンの最新号を配信する際、誤って1万3436人分の会員全員のメールアドレス一覧を送信したと発表した。
 誤送信したのは2日午前零時半ごろ。一覧に会員の名前や住所はなく、流出したのはアドレスだけだったが、トムスには約150件の苦情があり、うち約30件は「一覧を悪用した迷惑メールが届く」との内容だった。
 同社は会員に一覧の削除を求めるメールを送信。アドレス変更などに必要な経費などを負担するとしている。
 メールマガジンは、トムスが運営するルパン三世の公式ホームページで登録した会員に年2、3回不定期に配信している。
 実際に誤送信したのは、業務を受託している広告代理店の担当者。メールマガジン本文を送ろうとして、間違ってアドレス一覧を送ってしまったという。(05・7・4『共同通信』

(〈トラックバック〉●「ル…ルパンめ〜っっ!!」05・7・10『D'arcyの気まま生活〜へたれボードといろいろ…』
●「ルパン三世ネットワークめ!」05・7・2『ジャンク.txt』

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/07/04

天覧試合

 ミスタースマイルが、ファンの前に帰ってきた。
 昨年3月4日に脳梗塞(こうそく)で倒れた長嶋茂雄氏(69=巨人終身名誉監督)が3日、東京ドームで巨人−広島9回戦を観戦した。
 同氏が公の場に姿を現すのは、倒れる2日前に「燦燦(さんさん)会」に出席して以来488日ぶり。右手にまひは残るが、以前と変わらぬ笑顔でこたえた。
 試合は巨人が敗れ、自身は今後も厳しいリハビリテーションが続くが「球場は気持ちいい。勇気をもらった」とコメント、また訪れると約束した。(05・7・4『ニッカンスポーツ』

巨人嫌いの私でも、長嶋茂雄はすごい人だというのはわかる。
プレイヤーとしてもそして人間としても純粋で魅力的で、使い古された言葉だけれども“カリスマ性”に溢れた、唯一無二の人物である。

だけれど…なぜ彼をそこまで話題にし、たてまつりあがめるのか。
もちろんその理由は人気の低迷する巨人戦およびプロ野球のため…
言い方は悪いが、“客よせ”の一言につきるのだろうけれど、ファンもマスコミも、そして選手までもがまるで神のように長嶋茂雄を敬いまくっているのを見ていると、“プロ野球の危機”を感じずにはいられない。

グラウンドであれだけ選手ががんばっているのに、スポーツ新聞の1面は長嶋茂雄。
スポーツニュースも長嶋茂雄。
ワイドショーだって長嶋茂雄。

おいしいところは全部長嶋茂雄、なのにみんな
「おかえり!長嶋さん!」
「長嶋さん見たら涙が出そうになりましたわ〜。」
…なんじゃいそれ!
いいのかそれで!?

まるで「どんなに試合が盛り上がっても下がっても、結局猪木さんが『ダー!』で締めてしまう…。」新日本プロレスのようである。

圧倒的なスター性の前では誰もがすさんでしまうのはわかるけれども、せめてこの現状を歯がゆく思い、これからのプロ野球界のことも考えている選手は、特にジャイアンツにいるのだろうか。


それに…長嶋茂雄が輝くのはドームの座席ではなくて、やっぱりグラウンドだと思うのだ。
今度こそリハビリ中の姿ではなく、完全復活したミスタージャイアンツで、ファンの前に現れて欲しい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/07/03

スターウォーズすげー!

今朝は、
「お前、ボーリングヘタクソなんだよ!…バカっ!」
と会社の同期の女の子に罵られる夢を見て起きた。…悪夢だった。


さて。それはそれとして…今世の中は「スターウォーズ」旋風が巻き起こっている。
新作の公開に合わせて関連本やフィギア、DVD、その他諸々…たぶんスターウォーズマニアは今サイフのヒモが緩みっぱなしなのだろう。

恒例ペプシのボトルキャップも、なんと全60種類!
近所のスーパーマーケットにも、ホラ、入り口に旋風が!!
こないだのスーパーマリオがたかだか全30種類で、私はあれだけコーラを飲んだのだから…考えるとゾ〜ッとする。

…でも大丈夫。
私は「SF」+「洋モノ」+「一見さんお断り的雰囲気」の三重奏が苦手で、スターウォーズは一回も見たことが無かったのであった。

コーラ旋風ー!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/02

横浜にルーブルが来たというので。

蛍光灯がちょっと強めで残念行こう行こうと思いながら毎週挫折し続けてきていた横浜美術館の“ルーブル美術館展”に、ようやく行ってきた。
先月横浜は“フランス月間”で、フランス映画祭をはじめ色々なイベントをやっていたそうなのだが、せっかくの年に1回のイベントなのだからもっともっと派手にやっていいと思う。
それこそみなとみらいの町中をトリコロールカラーにしてしまうとか…あっランドマークタワーがそうなったいいな。


さて。横浜美術館では期間中の金・土曜日のみ、会館時間を夜8時まで延長している。
3時くらいに様子見に行った時は、入り口にズラ〜ッとお客さんが並び、“20分待ち”の看板まで出ていたのだけれど、フラフラと買い物をして6時くらいに再び訪れてみると…あれだけ並んでいたお客さんが全くいない!
「も、もう閉まっちゃったの!?」
と焦るくらいの静けさだったのだが、いざ中に入ってみるとそれなりにお客さんも入っていて、こみ過ぎず静か過ぎず適度なにぎわいだった。時間延長大成功!
非常に快適に鑑賞できたのであった。ありがとう、美術館の方々。


館内は19世紀フランス絵画を、「歴史画」「時事的絵画」「肖像画」「風俗画」「風景画」などそれぞれジャンルに分けて展示していたのだけれども、絵を前にするとその絵の“雰囲気”というのは見る人にも伝わるようで、重々しい歴史画なんかのコーナーでは、みんな物々しく緊張感たっぷりに鑑賞…せざるを得なかった。これが名画の魔力かー!?

だから最後の風景画のコーナーに来ると、みんな安堵の表情で堰を切ったように喋り始めたりして、それがおもしろかった。


ところで、美術館とか博物館でよく見かけて
「おかしくないかっ!?」
といつも思うのは、友達同士またはカップルで、ずっと隣に並びながらであったりイチャイチャ手をつなぎながら鑑賞している人達。

絵を見たりするペースって、人それぞれ絶対違うのに、わざわざ合わせて見るなんて…疲れないかなぁ。

(〈トラックバック〉●「ルーブル美術館展 in横浜美術館」05・7・7『Ossuaire.』
●「ルーブル美術館展へ行ってきました」05・7・4『PLATINUM NAIL』
●「ルーブル美術館展」05・7・3『あっかんべぇ』
●「ルーブル美術館展」05・6・27『アレ流』
●「ちょっとエロティシズムに・・・」05・6・22『専業主婦に憧れた理由♪』

美術館は夜に行こう

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2005/07/01

「履歴」の少なさは友人の少なさと比例するのだろうか。

電話が苦手(親しい友人との電話だって緊張してしまう)な私は、携帯電話だってめったに使わない。

だから発信履歴を見てみると…
「履歴30:4月12日18時19分…○○さん」
…まだ4月の履歴が残っている!

でもよくよく考えてみると、
「○○さんとは、ここ1年くらい連絡とっていなかったような気がする…。」

…そう。1年前の4月だった。

うまくしゃべれなくて後悔する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年6月 | トップページ | 2005年8月 »