ホントにあった怖い話
電車の車掌さんは、子供達の憧れの対象だ。
ビシッとキメた制服、ビシッとキメた姿勢、そして何よりあのビシッとキメた車内放送…あの特徴的な声と節回し、アレを子供達(時には大人達も)はマネをする。
今朝、乗っていた東横線が綱島駅でほんの1,2メートル、オーバーランした。
しかし間髪入れずに
車掌「…申し訳ございません。(渋)」
とあいかわらずの渋い声と独特の節回しで車内放送。
何事もなかったように電車はお客さんを乗せ、再び走り出した。
その駅を出てから30秒ほど経ってからだったろうか。
再び車内放送が流れて来た…
車掌「オイ〜!どうした!?ギャッハッハ(軟)!」
客(「えぇ〜!?車掌さん…マイク繋がりっぱなしだよ。」)
凍り付く車内。
どうやら車掌さんは車内放送のマイクが入っていることに気付かずに、運転手さんと話をしてしまっているようだ。
しかもその声はいつものあの渋い声でなく、普通のおっさんの声。
そして更に…
車掌「…そっか〜。コレ、甘いもんな。(軟)」
客(「えぇぇ〜!?『甘い』って何だ!?まさかブレーキのことじゃないよな!?大丈夫か!?」)
さらに凍り付く車内。
客は誰一人声を発さないけれども、そのおっさんの声に、私を含め皆恐怖のどん底にたたき落とされた。
しばらく車内を沈黙と重い空気が支配していたら…
車掌「(…コホン)失礼致しました。大変お聞き苦しい点が…。(渋)」
いつもの渋い車掌さんが戻って来た。
そう。車掌さんのあの声って、“仕事用”だったのだ。
それにしても無事に渋谷へ着けてよかった…。五体満足に。
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